第91回長生医学会の総合司会、座長、演者をお知らせ致します。(順不同敬称略)
総合司会:金子 隆 長野県 北信越連合会
座 長 :横山裕治 岐阜県 東海支部
演 者 :都丸亮介 群馬県 「頚部痛及び右上肢の痺れの一症例」
:渡邉髙延 千葉県 「難病IgA腎症」
:西田明生 神奈川県 「腰椎5番の矯正法」
:田中隆之 京都府 「ヘルニアと診断された股関節周囲痛」
:秋月英則 愛媛県 「体幹トレーニングの一考察」
特別講演
長生学園 栄養学講師 金親(かねおや)未樹(みな)先生
演 題『栄養学を学んで―これからの未来を考える―』
りんご、寒天、きのこ、豆乳バナナ、酵素・・・・・
インターネットの検索サイトで【ダイエット法】と入力するとじつにさまざまなダイエット法を検索できます。肥満が万病の元というイメージが浸透し、若い女性でなくてもダイエットに興味のある人はたくさんいると思います。
私も小さいころからぽっちゃり体型をコンプレックスに思っていたので、高校時代は、おにぎり1個とサラダだけという昼食を3年間続けました。とにかく摂取カロリーを控えれば痩せるだろうと思っていたからです。アトピーが悪化したのを振り返ってみると完全に栄養失調だったと思います。
大学で栄養学を学び、食事で救える病気があることを知り、生きる基本である食事をないがしろにしてはいけないと痛感しました。今、巷には、食事に関する情報が溢れています。その中から信憑性の高い情報を選択するには、情報を受け取る側にも豊富な知識が必要とされます。本当にその情報が信じるに値するのか・・・。メリットデメリットの両面から見て考えることが大事でしょう。しかし、一般の人はなかなかそのことだけに時間を費やして、豊富な知識を得てから情報を精査するというのは難しいと思います。治療師のみなさんは体の専門家ですから、知識も豊富でしょう。その知識を駆使して患者さんへの食事のアドバイスもしていただけたらと思い、今回お話させていただく機会を頂戴しました。大学院で長生学園の学生さんを対象に研究させていただいたことの報告も兼ねてお話させていただこうと思います。